教会と私
第1章 ミサ
ある朝のこと
私は教会へ向かうため
出掛けるため準備をしていた
『う〜〜ん あれと〜これと〜』
バッグに物を詰めていた
『よし!準備OK〜』
雨はザァーザァー降っている
『あ〜〜やだ〜〜なんで雨〜〜』
私は雨が降っているのがたまらなく憂鬱になっていた
私は傘を持って玄関を出た
雨が降り続ける中淡々と歩き続けた
家から教会までは遠くはなかった
毎週カトリック教会に通っていた
私は教会に着くと傘を置きに行った
『着いた〜〜傘立てに傘置かなきゃ』
すると、ご婦人方が挨拶をしてくれた
『あら〜おはようございます 雨の中大変だったでしょう?冷える前に聖堂でお祈りしましょう』
ご婦人はそう言いながら教会の典礼を渡してくれた
私は思った
(なんと優しいご婦人なんだろう)
私もご婦人に挨拶をする
『おはようございます』
聖堂に向かった
中に入ると目の前には祭壇 左には聖母マリアのご像、右には聖ヨセフのご像が置いてあるのが目についた
(あっ!イエス様に挨拶しなきゃ)
私は聖水が置いてあるのを見て中指に聖水をつけた
私は頭、胸、左肩、右肩の順に十字を切っていった
最後に両手を胸のところで手を合わせた
ホスチアと呼ばれるウェハースみたいな丸いパンを隣の器に移した
典礼聖歌集を棚から取り
私は辺りを見渡し座る席を選んでいた
『あっ!あそこの席空いてる』
私は空いてる席へと向かい座る
腕時計を見るとミサが始まるまであと30分
すると、聖堂内でスピーカーから声がした
『ロザリオの祈りを始めます』
聖堂内でロザリオの祈りが始まった
私はロザリオの祈りを周りの人たちと一緒に祈り始める
『天地の創造主・・・』
30分がたちロザリオの祈りが終わった
そして、ミサが始まった
聖堂内は聖歌で溢れた
毎回思うが綺麗な歌声とパイプオルガンの音が響く、美しい音色を重ねて
そんな中司祭と侍者が聖堂に入ってくる
司祭と侍者は祭壇前に着くと一礼をした
司祭は祭壇の裏側へ、侍者は両端のところに行った
淡々とミサが進んで聖体拝領まできた
各々両端から中央に並んでそれぞれ聖変化した御聖体を頂いていた。
私も中央に並んで御聖体を頂く。
私の番が来て司祭の前に出て利き手をしたにして手を出した
司祭は御聖体を持って言った
『キリストのおん体』
私はすかさず
『アーメン』
そう言って御聖体を受け取り横にずれて食べた
それから席へと戻り静かに十字を切り沈黙の中祈っていた
ミサが終わる時が来て司祭が
『ミサ聖祭を終わります 行きましょう 主の平和のうちに』
すると、みんながすかさず
『神に感謝』
そして、聖歌がまた聖堂内で響き渡る
ミサが終わりカテドラルホールへと向かった
カテドラルホールではミサの後コーヒーとちょっとしたおやつが出るからだ
教会に着いた時に挨拶をしてくれたご婦人が私に話しかけてくれた
『あら〜コーヒーとおやつはいかが?』
私はご婦人の優しい声に気づいて話した
『ありがとう いただきますね』
ご婦人は嬉しそうに笑顔だった
『ゆっくりしていくのよ』
ご婦人が笑顔でいたので私もつられて笑顔になってうなずいた
私はご婦人と一緒に座りコーヒーとおやつを堪能していた
ふと時計を見ると11時半を指していた
『あっ!帰らないと!お昼ごはん作らなきゃ』
私は帰ろうと思いコーヒーカップを下げカテドラルホールを後にした
教会を出ると心が晴れやかな気持ちになっていたことに気づかされる
司祭がミサの終わりに言った
『行きましょう 主の平和のうちに』
こうして神様に遣わされていく、福音を神様の愛を伝えるために